愛しすぎた少女(Z)


 
気がつくと、私はなにもないとこにいた。

死んだのかな・・・・。

「私は、家族を愛しすぎた。」

ふと、どこからともなく声が聞こえてきた。

「えっ・・・・・。」

すると、目のまえにあの夢にでてきた少女がいた。

あのときよりもずっと大人っぽい口調だった。

「私は、家族と永遠にいたいと思うあまり、家族を殺し、自殺した。」

「私と、同じ。」

「そう。あれはすべて私のおかげだ。」

「うそ・・・・。」

「だが、死んだあとは家族にも会えなかった。」

「えっ・・・。じゃぁ。。。」

「そうだ。お前も死んだが家族には会えないのだ。」



「いやぁーーーーーーーーーーーーー!!!!」

家族に会える。そう信じて自殺した。

「私は、これからも家族を愛する者を同じ目にあわせてやる。」

そして、少女はその場から去っていった。

私は、その少女を恨んだ。うらみ続けた。

そして、再び同じ想いを誰かにさせる。

そう決意した。



家族が大好きなあなた。

もしかすると、今日の夜、鞠絵が夢に出てくるかもしれません。

そして、次々と家族を死においやられるかもしれません。

それから、あなた自身を自殺に追い込むことでしょう。


END